両手で歩行器を持ち上げて、前へ運んで使用します。
ベッドやいすからの立ち上がりの際にも使用できます。
歩行器・歩行補助杖
種類と選ぶポイント
歩行器の種類
固定型四脚式歩行器
交互型四脚式歩行器
左右のフレームを前方へ交互に動かし、それに合わせて体重を交互に移動させます。歩行訓練などに。
前輪付歩行器
固定型に前輪を付けたもの。
後輪を若干持ち上げて、前へ滑らせて使用します。
体重を支持するときは、後脚のストッパーが接地して、安定性を保ちます。
四輪付歩行器
固定型に四輪キャスターを付けたもの。前へ滑らせて使用します。体重を支持するときは、車輪が引き込み、ストッパーが接地して安定性を保ちます。
立位保持式歩行車
左右のハンドルを持って操作します。ブレーキ付き。座面やカゴ付の物や、デザインに凝ったもあります。
前腕保持式歩行車
フレーム上部の馬蹄形のパッドで前腕部を保持し、歩行します。
取扱いが簡単なため、早期から歩行訓練用として使用できます。
歩行器選定の基本項目
外観的な項目
- サイズ
- 重量
- 材質
- 色・柄
- キャスター部の構造・サイズ
- ブレーキングの構造・サイズ
- 操作性・機敏性など
内観的な項目
- ご利用者・介護者の思い(身体的、精神的状況)
- どこで、何のために、どのような方法で?などの目的
- 各関係者様による最終目標(出口)設定と、途中経過評価
- ご利用者のQOL向上型選定(ICF)を。歩くことも大事ですが、移動先での環境でどう過ごすのかも是非ともお考え下さい。